という事にある時、気付きました。扱う製品は他でも全く同じ物が買える。報酬プランは計算してみればとてつもなく儲からないプラン。そんな会社でもグループに『しゃべりの上手なカリスマ・リーダー』がいれば、残念なことにドンドン人は集まるのです。
参加する人はその『会社』を選んだのではなく、その『グループ』を選んでいるのです。
しかしその勢いはある時期が来ると必ず限界が訪れるのです。

　悲しいけれど、本当のネットワーク組織を作るには限界を知り、認める必要があるのです！

　　もしも、本当に他では買えないような良い製品を扱い、本当にみんなが儲かるプランを持った会社があり、最高に簡単な活動方法があれば、あなたも成功者になれるかも知しれませんね。

・・・略・・・

　今年入ってくると言われてるアメリカのU社、この会社のリーダーの一人にR氏という方がいます。U社全体で約20万人ほどの会員だそうですが、その内の約15万人がこのR氏のグループだそうです。
このR氏は過去に様々な事業・投資に関わってその全てを成功させてきています。U社以外のネットワーク・ビジネス経験はないのですがビジネスチャンスに魅力を感じ、R氏はU社に新たな活動場所を求めたわけです。
R氏は今までの実績・経験から得た知識を基にネットワーク・ビジネスで成功するノウハウを作り出し、絶大な信頼をよせる人達がたくさんいたわけです。

　このR氏のノウハウを使うグループ以外のU社会員は現在約5万人ほどという事になります。

ここでもこう考えてしまいます。

「もしRさんがいなかったら・・・。」

今と同じ様にU社の会員が20万人を超えていたでしょうか？

　 U社は素晴らしい会社です。しかし何らかの事情でR氏がU社に参加する事がなかった事だって考えられます。それ以前に活動していた事業・投資に対する愛着がもっと深ければ、いくらU社が優秀であっても参加する事はなかったでしょう。そしてR氏はU社に参加することになるような何らかの『心に引っかかり』を持ちながらでも、事業・投資で成功しているのです。

　R氏がいない状態で、U社の会員は果たして19万9,999人という組織になっていたでしょうか？

私はそうは思いません。

5万人＋α。そのﾌﾟﾗｽｱﾙﾌｧが何人かは分かりません。
しかし20万人には絶対にならない事だけは自信を持って言うことが出来ます！

「アメリカで大ブレイク！」
「登録開始で何千人！」
「○○さんがいるから成功できる！」
こういった台詞（セリフ）がその『ネットワーク・ビジネス企業』 を判断する材料としては絶対のものではない！と心得た上で参考資料にし、なぜ組織が伸びているのかというカラクリをご自分の目で確かめる事をお勧めします。

当ったり前の話ですが、

マーケティング・プランだけでは凄いことには絶対なりません！

この事をはっきりさせておくと、後がとってもやりやすくなるのです。

　ビジネスを有利に展開する為に『買い込み』により代理店資格を与える会社・グループが多くあります。非常に危険な要素なのでここで問題提起してみました。

　この制度を持っているネットワーカーに勧誘された方は、気を付けなければならないですよ。確かにビジネスという面で考えれば、他のどんな商売を始めるよりも少ない初期投資で済むと言えるでしょう。
しかし、これはネットワーク・ビジネスです。自分一人で営む仕事ではありません。自分が『タイトル・資格・ランクをお金で買う』をやって、在庫を何の問題もなく処理出来たとしても、次の人達はそれが出来るかどうかは分からないのです。
むしろ、出来る人がいないから被害者が後を絶たないのです。

　そもそも
「なぜ先にタイトル・資格・ランクをお金で買わせるのか？」
これが第一の疑問です。
代理店になる為の『代理店資格認定テスト』があるなら、『資格認定テスト』をクリア出来た人だけが代理店になれば良いのです。今から活動をするその人が代理店になれるのなら、まっとうに流通を発生させて『資格認定テスト』にパスをして、『代理店』になれば良いのです。『資格認定テスト』にパス出来ないなら、代理店になれないのです。

そんな状態で『代理店』になってはいけないのです！

これも当然の話ですけどね。

　『代理店』になったところで、グループが出来なければ、コミッションは一銭も入らないのです。流通があってのネットワーク・ビジネスなら『流通を起こした人に、次の権利を与える』これ以外に何が必要なのか。“グループ0人の代理店”がそんなに嬉しいんでしょうか!?値打ちがあるのでしょうか!?そんな事をする為にビジネスに参加したのでしょうか？
　恐ろしいのは、これを『ネットワーク・ビジネス企業』がやらせているという現実です。ただ『アップライン』が無理矢理買わせているのではない。会社がそういう事をさせるような指導を『トップ・リーダー』にしているのです。
だからグループでも
｢あなたが買い込まなかったらあなたのダウンラインになる人が買い込むと思いますか？そうすればあなたには収入が入ってきませんよ！でも、あなたが買い込めば、ダウンラインになる人達も買い込んでいくでしょ?そうすれば、ほらっこんなにたくさん収入が入ってくるでしょ？そうしたら、最初に買い込んだ金額はあっという間に取り返せるんですよ！｣
「あなたがこつこつグループを作ってしまったら、あなたのダウンラインになる人達もこつこつグループを作ってしまいますよ？そうしたらあなたはいつまでも成功できませんよ！ずっと働く気ですか？あなたはそれで良いんですか？」etc
と、真顔でトレーニングするような輩（やから）が出てきてしまうんでしょうね。

　優秀な企業選びも、頭を使わなければなかなか難しいものなのです！

｢ 将来こんな事になりますよ！」
と将来ビジョン・展望であおり、現在の中身が伴わない会社がかなり多いのですよ。

　　某大手企業の社長自らがこんな事を言っているのを聞いた事があります。
「我々は皆さんのボーナスを今の100倍にする用意がすでに出来ています!現在はまだ１％に過ぎません。これからあと９９％の可能性が皆さんを待っているのです！」
この言葉を鵜呑みにすると、ボーナスシステムが同じであり新たな商材が加わる事で100倍にする為には現在１万円程度を買っている組織では、100倍にする為には一人が100万円買わなければなりません。

非常に非現実的な ｢あおり｣です。

あるいは、今から100倍の組織を容易に作ることが出来るような『可能性』を用意してあります。という意味なのでしょうか？
或は、１万人の組織を持っている人はその組織が100万人になるような商材を用意している。という意味なのでしょうか？マーケティングを行うのは一人一人の会員であり、会社が行うのではありません。

会社のトップがこうした迂闊（うかつ）な発言をしているそんな事実が、そもそもこの業界がいかがわしい・胡散（うさん）臭いといわれる原因なのです。 約３年前に面白いメールをある方から頂きました。

「世界最強のビジネスが日本から立ち上がります！最高のボーナスプラン！そして現在、世界最高のサプリメントを開発中！」

これで人が集まるなら、皆さんだって幹部になれるかも知れませんね。

「今、このタイミングでスタートすると凄いことになりますよ！」と根拠のない理由であおってくるセミナーがあまりにも多いので、私から一言言わせて頂きます。

ネットワーク・ビジネスのセミナーに参加すると、決まって出てくる通称『ネットワーク曲線』なるものをホワイトボードに書き、「現在我々はまだ始まったばかりのこの位置にいるのです！」と一番盛り上がるクロージングへと向かう。セミナーに参加している若いお兄ちゃんなんかは目がヘロヘロになって、その目の奥には「今がチャンス！」と書いてある。完全に洗脳されてしまっている様子です。

冷静に考えてみましょう！

　現在、日本国内のディストリビューター数はアクティブに活動している人の数が300万人とも400万人とも云われています。
　 今日、誰かが何らかのネットワークに参加するとします。彼が1,000人のグループを作るというのは彼の仕事です。同時にライバルが400万人いるのです。彼が優れた『ネットワーク・ビジネス企業』に参加し、流通を起こせる商材を持っているなら彼にチャンスはある。これは同時に今現在、健全な企業に参加してビジネス活動している全ての人にチャンスがある、という事なのです。彼にチャンスがないなら、同時に全てのネットワーカーにチャンスがない、という事になるのです。

「市場の食い合い｣

そんな言葉が頭をよぎります。｢今がチャンス！」という台詞（セリフ）ほど安っぽいものはありません。今一度、考えてみて下さい。

「今なら最高のポジションでスタート出来ます！」

ポジションが良くたって組織が出来なければ何の意味もない、
タイミングが早いだけで、脳ミソが空っぽでは組織は出来ない、
ってことにそろそろ気付けよ！　って感じですね。

悪徳マルチまがい商法はともかく、健全な会社でも｢悪質活動｣は横行しているという話なんです。

この違いがあなたの頭に入っていますか？

〜RosyLifeマニュアル からの抜粋〜

　世にはびこる『悪徳マルチまがい商法』は、『価値のない商材』に投資させ、お金を動かす商法とでも言えば良いのでしょうか。単純に価値のないものを『価値がある』と思わせて金を出させる商法や、お金を出す人達もお金を払うことが『商品価値』を購入しているのではない事を知りながら、今この商材にお金を払うことで、将来的に得をする『投資』としての魅力を教え込まされ、洗脳され、お金を払ってしまう。
いずれにしても健全とは言えない消費により、幹部が儲ける仕組みを持っている商法です。

　中には数十万円といったお金を動かす商法も未だにあるようですが、殆どの『悪徳マルチまがい商法』が1万円程度の小さな出資に抑えており、会社が倒産したところで文句を言う人は殆どいない状況なんです。失敗したところで
｢まあ美味しい話・甘い儲け話なんてやっぱりないんだぁ。｣
なんて自分が参加した気恥ずかしさと投資額の少なさから、表だった問題にならないケースが殆どなのです。

　『ネットワーク・ビジネス』には必ず流通させるべき商品があります。お金を払う価値を感じた人達が流通を発生させる、という大義名分があります。
これは確かにそうなのです。
『商品価値』と『価格』に納得し消費が発生すれば、何ら問題のない商法となるのです。

　　皆さんは『ネットワーク・ビジネス』と『悪徳マルチまがい商法』の違いが分かりますか?

よく言われるのは
「『ネットワーク・ビジネス』には商品があるが、『悪徳マルチまがい商法』には商品がない。｣
「スーパーマネーシステム」などと言ったインターネットの掲示板で見かけるものは確かにお金だけですが、他のほとんどの商品を持つマネーゲームはどうなるのでしょうか？
　この区別をつけるのは非常に難しいのです。

｢ 連鎖を目的とした連鎖｣
と
｢消費を目的とした連鎖｣

この境界線が確かにグレー、曖昧（あいまい）なのです。
　健全な『ネットワーク・ビジネス企業』に参加する事は最重要なのですが、しかし素人が道を踏み外さない為の指導をしてくれる
『健全な活動』を行うグループに所属する事の方が何倍も重要な事なのです。

『悪徳マルチまがい商法』では持つことが出来た疑問も、健全な企業による『悪質グループ』では判断が出来なくなるのです。両者の本質は同じです。『悪徳マルチまがい商法』で活動するよりも健全な企業で活動する方が、自分達にとっても有利にはたらくのですから好んでわざわざ『悪徳マルチまがい商法』を選ぶ人は少なくなっています。

『健全な企業』がすなわち『健全なビジネス』であるとは、決して思わないで下さい。

必ず！
振り回されることになりますよ！